回転寿司の値上げはいつから?大手4社の価格推移を時系列で徹底解説【2026年最新】

回転寿司の値上げはいつから?大手4社の価格推移を時系列で徹底解説【2026年最新】 記事

最終更新: 2026-06-19

「あれ、回転寿司ってこんなに高かったっけ?」と感じたことはありませんか。2024年の回転寿司市場は前年比6%増の8,318億円に達し、売上は伸びる一方で「1皿100円」の時代は完全に過去のものとなりました(富士経済調べ、2025年発表)。原材料費や人件費の高騰を受け、スシロー・くら寿司・はま寿司・かっぱ寿司の大手4社は2022年以降、繰り返し価格改定を行っています。

「いつから値上がりしたのか」「どのチェーンがいくら上がったのか」を把握しておかないと、家族での外食計画も立てにくいものです。この記事では、2022年から2026年までの回転寿司チェーン各社の値上げ履歴を時系列でまとめ、値上げの背景にある3つの要因、そしてお得に楽しむための対策まで解説します。

回転寿司の値上げはいつから始まった?「脱100円」の転換点

回転寿司業界に大きな転換が訪れたのは2022年です。それまで30年以上にわたり維持されてきた「1皿100円(税込110円)」という象徴的な価格帯が、原材料費の急騰により崩壊しました。

スシローは2022年10月、業界に先駆けて全店舗で価格改定を実施し、最低価格を1皿120円(税込)に引き上げました。「100円寿司」の代名詞であったスシローの決断は、業界全体に大きなインパクトを与えました。

その後、くら寿司も同様に価格改定に踏み切り、はま寿司・かっぱ寿司は「110円皿を守る」という姿勢を打ち出しましたが、2025年末までにはこの防衛ラインも事実上崩壊しています。

回転寿司の1皿あたりの価格は、わずか3年で約30〜50%上昇したことになります。これは消費者にとって無視できない変化であり、回転寿司チェーンの選び方にも大きく影響しています。

大手4社の値上げ年表:2022年〜2026年の価格推移

各チェーンの主要な価格改定を時系列でまとめました。

時期 チェーン 改定内容 最低価格(税込)
2022年10月 スシロー 全店舗で「脱100円」、1皿120円に 120円
2022年10月 くら寿司 一部商品の価格改定 115円
2023年5月 スシロー 260円の新黒皿・時価皿(白皿)を導入 120円
2024年2月 スシロー 一部店舗で価格改定 120円
2024年7月 スシロー 一部店舗で価格改定 130円
2025年3月 スシロー 標準価格140円に改定(まぐろ120→140円) 140円
2025年10月 くら寿司 過去最大規模の改定(95種類値上げ、平均+20.8円) 115円
2025年末 はま寿司 「2貫110円」時代が事実上終了 120円

スシローの価格推移

スシローは回転寿司業界の売上トップで、2023年9月期の売上高は3,017億円を記録しています。価格改定も業界で最も積極的に行ってきました。

注目すべきは店舗立地による3区分の価格設定です。

店舗区分 最低皿価格(税込) 対象エリアの例
郊外型 120円〜 住宅街・ロードサイド
準都市型 130円〜 地方中核都市・駅近郊外
都市型 150円〜 東京23区内・大阪市内・主要ターミナル

都市型店舗では最低価格が150円となり、「1皿100円」時代と比べて実質50%の値上げとなっています。同じスシローでも、都市型と郊外型で1皿あたり30円の差があるため、家族4人で20皿食べると600円の差が生まれます。

くら寿司の価格推移

くら寿司は2025年10月に過去最大規模の価格改定を実施しました。95種類もの商品が値上げとなり、値下げされたのはわずか2種類でした。平均値上げ幅は約20.8円です。

特に目立ったのは「いくら(軍艦)」で、190円から250円へと60円もの大幅値上げとなりました。いくらの仕入れ価格は世界的な需要増と不漁の影響で高騰が続いており、回転寿司チェーンにとって最も原価負担が重いネタの一つです。

くら寿司の2025年時点での郊外型基本皿は税込115円で、スシロー郊外型(120円)より安い水準を維持しています。ただし、寿司ネタごとの原価率を見ると、チェーンによって実質的なコストパフォーマンスは異なります。

はま寿司・かっぱ寿司の動向

はま寿司とかっぱ寿司は、スシロー・くら寿司に比べて「低価格路線を堅持する」姿勢を見せてきました。両社は110円皿(税込)を長らく維持し、コスパ重視の消費者から支持を集めていました。

しかし2025年末には、はま寿司の「2貫110円」体制も事実上終了しました。原材料費・物流費・人件費のトリプルパンチにより、価格据え置きの限界を迎えたのです。

値上げの3つの要因:なぜ回転寿司は高くなったのか

回転寿司チェーンが値上げに踏み切った背景には、主に3つの構造的な要因があります。

要因1:水産物の仕入れ価格高騰

回転寿司で使用する主要ネタの仕入れ価格は、2020年以降大きく上昇しています。特にサーモン・まぐろ・えびは世界的な需要増と養殖コスト上昇の影響を強く受けています。

サーモンは世界的な健康志向と寿司ブームにより需要が急拡大しており、養殖のエサ代(魚粉)も高騰しています。まぐろは漁獲規制の強化により供給が制限され、えびは東南アジアの養殖場における疫病被害の影響で価格が不安定な状態が続いています。

要因2:人件費・物流費の上昇

最低賃金の引き上げは、人件費比率の高い外食産業に直接的な影響を与えています。2025年度の全国加重平均最低賃金は1,055円(2024年10月時点)で、2020年の902円から約17%上昇しました。

さらに、2024年問題(トラックドライバーの時間外労働規制)により、食材の配送コストも増加しています。冷凍・冷蔵の温度管理が必要な水産物の輸送は、一般的な食品と比べてコストが高く、この負担増がメニュー価格に転嫁されています。

要因3:円安の長期化

2022年以降の円安傾向は、輸入水産物の調達コストを大きく押し上げました。回転寿司チェーンの主力ネタであるサーモン(ノルウェー・チリ産)やえび(東南アジア産)は輸入に依存しており、円安が直接的に仕入れ価格を引き上げます。

寿司店選びの際には、予算ガイドを参考に、事前に費用感を把握しておくと安心です。

値上げ後もお得に楽しむ5つの対策

価格が上がったとはいえ、回転寿司は外食の中ではコストパフォーマンスに優れた選択肢です。各チェーンが提供する割引施策を活用すれば、値上げの影響を最小限に抑えられます。

対策 内容 節約効果の目安
アプリクーポン 各社の公式アプリで配信されるクーポンを利用 1回あたり100〜300円割引
平日ランチ 平日限定のランチセットや特別価格皿を狙う 1皿10〜30円安
ポイント活用 楽天ポイント・dポイント・PayPayポイントなどの還元 支払額の1〜5%還元
テイクアウト 店内飲食より税率が低い軽減税率(8%)を適用 約2%分お得
郊外店舗選択 都市型店舗を避け、郊外型店舗を利用 1皿あたり最大30円安

特に注目すべきは「テイクアウトの軽減税率」です。店内飲食は消費税10%ですが、テイクアウトは8%の軽減税率が適用されます。家族4人で3,000円分食べた場合、テイクアウトなら約60円お得になります。少額ですが、回数が積み重なれば無視できない差です。

また、回転寿司で太らない食べ方を意識すれば、健康面でもメリットがあります。高カロリーな皿を避けて低カロリーなネタを選ぶことで、結果的に支出も抑えられるケースがあります。

実際に足を運んで感じる「値上げ後の変化」

寿司好きとして各チェーンを定期的に利用していると、値上げと同時にポジティブな変化も起きていることに気づきます。

たとえば、スシローでは260円の新黒皿の導入により、以前はフェア限定だった高級ネタ(炙りのどぐろ、生本まぐろ中トロなど)が通常メニューとして提供されるようになりました。「高くなった分、質も上がった」という声は、SNSでも少なくありません。

くら寿司もAIを活用した「鮮度くん」システムの強化や、回転レーン上の寿司カバーの改良など、品質維持に向けた投資を継続しています。値上げの原資が単なる利益確保ではなく、品質向上にも充てられているのは消費者として前向きに評価できるポイントです。

一方で、はま寿司やかっぱ寿司は「低価格路線」のイメージが強いだけに、値上げへの消費者の反応がよりシビアです。回転寿司のおすすめチェーン比較を参考に、価格と品質のバランスで自分に合ったチェーンを選ぶのがおすすめです。

今後の見通し:回転寿司の価格はどこまで上がるのか

業界関係者の間では「2026年後半〜2027年にかけてさらなる価格改定がある」との見方が広がっています。その理由は以下の通りです。

まず、水産物の国際需要は今後も拡大が見込まれています。世界的な寿司ブームに加え、中国やインドなどの新興国での水産物消費が伸びており、日本の「買い負け」が指摘されています。

次に、最低賃金の引き上げ傾向は政策的に継続される見通しで、人件費の上昇圧力は今後も続きます。

ただし、各チェーンは値上げだけでなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化、自動化技術の導入、メニューの付加価値向上など、多角的なコスト対策にも取り組んでいます。「値上げは避けられないが、値上げ幅を抑える努力は続く」というのが、現実的な見通しでしょう。

回転寿司の歴史を振り返ると、1958年の誕生から約65年にわたり「手軽に寿司を楽しめる場所」としての価値を提供し続けてきました。回転寿司の歴史を知ると、業界が幾度もの危機を乗り越えてきたことがわかります。

回転寿司の値上げに関するよくある質問

Q1: 回転寿司で一番安いチェーンはどこですか?

2026年6月時点で、郊外型店舗の最低皿価格が最も安いのはくら寿司の115円(税込)です。ただし、商品ラインナップや皿の価格帯構成はチェーンごとに異なるため、実際のお会計は注文内容によって変わります。

Q2: なぜ回転寿司チェーンごとに価格が違うのですか?

各チェーンの仕入れルート、店舗立地戦略、ターゲット層が異なるためです。スシローは都市型から郊外型まで3区分の価格設定を導入しており、立地に応じたコスト構造を反映しています。

Q3: 値上げ前に比べて品質は上がっていますか?

各チェーンとも値上げと同時に品質向上の取り組みを強化しています。スシローの260円黒皿、くら寿司のAI鮮度管理など、値上げ分の一部は品質改善に投資されています。

Q4: 回転寿司のテイクアウトは店内より安いですか?

消費税の軽減税率(8%)が適用されるため、同じ商品でもテイクアウトのほうが約2%分安くなります。ただし、テイクアウト限定の割引セットを提供するチェーンもあるため、さらにお得になるケースがあります。

Q5: 100円寿司は完全になくなったのですか?

大手4社では「1皿100円(税込110円)」の皿はほぼ姿を消しました。ただし、地域密着型の中小チェーンや、特定のフェア期間中には100円台の皿を提供する店舗もあります。各店舗の価格体系を確認してから訪問するのがおすすめです。

Q6: 今後さらに値上げされる可能性はありますか?

水産物の国際需要拡大、最低賃金引き上げ、物流費の上昇を考えると、2026年後半〜2027年にかけてさらなる価格改定が行われる可能性は高いと見られています。

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まとめ:回転寿司の値上げを理解してかしこく楽しもう

回転寿司の値上げについて、ポイントを整理します。

  • 2022年のスシロー「脱100円」をきっかけに、大手4社すべてが値上げに踏み切った
  • 2025年末までに「1皿110円」の時代も終焉を迎え、最低でも115〜150円が標準に
  • 値上げの背景には水産物価格の高騰、人件費上昇、円安の3要因がある
  • アプリクーポン、平日ランチ、テイクアウト活用などの対策で節約は可能
  • 値上げと同時に品質も向上しており、「高くてもおいしい」という新しい回転寿司像が定着しつつある

まずは各チェーンの公式アプリをダウンロードしておくと、クーポンや限定情報をいち早くキャッチできます。回転寿司の楽しみ方について詳しく知りたい方は、回転寿司のおすすめ完全ガイドもあわせてご覧ください。

参考情報

  • みなと新聞「回転寿司市場6%増8,318億円/24年民間調査」(2025年発表)
  • プライシー「【2026年最新】スシロー値上げはいつから?価格一覧と節約術まとめ」(https://www.pricey.jp/web/articles/4518)
  • プライシー「【2026年最新】回転寿司くら寿司の値上げはいつから?」(https://www.pricey.jp/web/articles/4536)
  • プライシー「【2026年5月】はま寿司の値上げはいつから?価格推移と理由まとめ」(https://www.pricey.jp/web/articles/4511)
  • あきんどスシロー公式「一部店舗の価格改定のお知らせ」(https://www.akindo-sushiro.co.jp/news/)
  • 厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」(2024年10月時点)




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